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水ノ上成彰は堺市西区選出の堺市議会議員。

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〒592-8348 堺市西区浜寺諏訪森町中3丁272-2

堺市議会報告 議会発言集CONCEPT

令和7年6月6日 産業環境委員会

大阪・関西万博を契機とした世界遺産等の情報発信と誘客について

◆水ノ上成彰 委員  皆さん、おはようございます。水ノ上です。今年1年間、産業環境委員会でお世話になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 私からは今日は項目としては1点、大阪・関西万博を契機とした世界遺産等の情報発信と誘客について。この議論については同じような切り口で大綱質疑でもお伺いしたんですけれども、さらに掘り下げてお伺いしたいなというふうに思っております。

 私は6月3日に大綱質疑をさせていただいたんですが、5月30日の大綱質疑で、大阪・関西万博の開催に伴い、大仙公園エリアの来訪者が昨年より43%増加しているという局長答弁がありました。具体的な数字が出てくるもんだなと。大仙エリアといいますと大仙公園や仁徳天皇陵と思うんですけどね。

 まず疑問なのは、どのように計測しているのか、そしてどのぐらいの来訪者がその期間にあったのか、それは万博からの来訪者なのか、万博の影響によってその堺大仙公園エリアに誘客ができたのかどうか、そのあたりのことをまずお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

  (大西公彦副委員長、藤井載子委員長に替わり委員長席に着く)

◎若林 観光企画課長  大仙公園エリアの来訪者数は、携帯電話事業者が提供する位置情報ビッグデータを活用し、計測しています。令和7年4月1日から令和7年5月18日までの間で大仙公園エリアへの来訪者数は4万7,901人で、前年同期比143%でした。また、万博が開幕した4月13日から5月18日までの間に万博会場と大仙公園エリアを訪れた方は7,527人でした。以上です。

◆水ノ上成彰 委員  具体的な数字まで分析できてるというすごいビッグデータだなというふうに思いました。

 4月1日から5月18日までが4万7,901人、ある一定時間そのエリアにいらっしゃった方がそれだけいらっしゃった。143%ですから、前の年は割りますと3万3,500人、約1万4,400人が昨年同時期と比べて増えたということ、そのうちこれも4月13日から5月18日まで万博会場と大仙公園を訪れた人が7,500人いるということで、増えた一万四千四、五百人のうち半数ぐらいの人が万博会場と大仙公園エリアに来たということですね。ですから、万博によって七千数百人ぐらいの方が堺にお越しになっているということが言えるんじゃないかなというふうに思っています。

 大仙公園エリアの中にある施設の中で、まず堺市博物館がありますけれども、それでは堺市博物館は万博に対して企画展等々をするということでしたけれども、大仙公園エリアの来訪者が増加する中で堺市博物館の4月、5月の入館者数の状況はどうなっているのか、お答えいただきたいと思います。

◎十河 学芸課参事  堺市茶室を含めた堺市博物館の入館者数は4月が1万4,242人で前年同月比120%、5月が1万8,872人で前年同月比135%となっており、令和6年度の同月より増加しております。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  御答弁いただきましたけれども、博物館の入館者数も増えていると。

 今の御答弁から増加人数を計算しますと、4月で約2,500人増加、5月で約5,000人が増加しているような計算になります。たくさんの方が大仙公園エリアに増加しているということから、博物館に向かっているということも言えるのかなと思いますが、堺市博物館におきましては、私は2月議会におきまして大綱質疑で質問いたしました。その中で、万博に向けた企画展の取組をするということでしたけれども、その内容と反響についてお答えいただきたいと思います。

◎十河 学芸課参事  堺市博物館では5月20日から7月13日までの期間で企画展、堺の技と美─工芸を彩るレッド&ブルーを開催しております。

 本企画展では、大阪・関西万博のイメージカラーである赤色と青色に注目し、漆器や陶磁器のほかびょうぶ、織物、考古資料など美しい造形を追求した堺にまつわる工芸品を取り上げて展示しております。

 多くの方に本企画展を観覧いただいており、入館者を対象にしたアンケートでは、企画展で珍しいものが見られて楽しかった、また伺います、想像以上に展示がよかった、時間が足りなかった、また来たいなど好意的な御意見を多くいただいております。

 本企画展終了後は7月から9月にかけて、堺のたからもん─金で魅せる・黒を愛でる─を開催いたします。華やかな金色と深みのある黒色をまとう宝物によって彩られた堺の歴史文化を紹介する予定でございます。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  5月20日から企画展がされているということなので、私もこの6月4日の日に堺市博物館に行ってまいりました。

 今御答弁では企画展で珍しいものが見られて楽しかった、確かに江戸時代の後期の世界地図とか、また日本地図があって、なかなかこういう時代にこれだけの世界地図があったんだなということが分かったり、また青と赤がどこまではっきり、レッド&ブルーと言ってるけれども、それが視覚に訴えたかどうかというのは分かりませんけれども、ただそういう万博の赤と青に踏まえたそういう展示をしてるんだなというのは分かりました。

 ただ、注目すべき展示物はあったけれども、万人が注目するような目立つような目玉というような展示はなかったような気がいたしました。

 7月から9月にかけて後半も今の黒と金色に焦点を当てたような企画をするということですので、ぜひとも目玉商品というか、目玉の物品を出して、みんなが万博に行ったら堺にも行こうというように、そういうインセンティブを与えるような企画展にしていただきたいなというふうに思っています。

 続いて、大仙エリアにあるもう一つの展示する場所ですが、百舌鳥古墳群ビジターセンターについて続けてお伺いしたいと思います。

 大仙公園エリアの来訪者が先ほど申し上げたとおり増加している中、ビジターセンターの4月、5月の入館者数の状況はどうだったでしょうか、お答えください。

◎土井 世界遺産課長  百舌鳥古墳群ビジターセンターの入館者数は4月が9,630人で前年同月比107%、5月が1万317人で前年同月比112%となっており、令和6年度の同月より増加してございます。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  御答弁いただきましたが、4月では9,630人で107%、7%増、5月が112%で合わせて大体4月、5月で10%増ということですね。

 大仙エリアでは先ほど申し上げたとおり43%増加している。博物館では4月、5月で平均して約30%増加している。それに対してビジターセンターは10%の増加にとどまるということですけれども、そういう意味でビジターセンターはもっと頑張ってもらわなあかん。せっかく43%増加しているんですから、それを全てをビジターセンターに来ていただくようなそういう企画をする必要があるんじゃないかなというふうに思います。この数字からそれははっきりしています。

 そこで、大仙公園エリアの来訪者数の増加に比べると、申し上げたとおりビジターセンターの増加率は低いですけれども、それに対して発信を強化すべきだというふうに思います。

 今年の2月議会の大綱質疑でも申し上げたとおり、仁徳天皇陵の知名度向上のため仁徳天皇の事績を積極的に情報発信すべきと求めました。

 百舌鳥古墳群のビジターセンターでの掲示方法を新しくされたところもあるというふうに聞き及んでおりますけれども、その後の取組状況についてお伺いしたいと思います。

◎土井 世界遺産課長  仁徳天皇の事績を紹介することは、百舌鳥古墳群を代表する仁徳天皇陵古墳について興味を抱き、古墳群を周遊いただくことにもつながると考えてございまして、これまでも百舌鳥古墳群ビジターセンター内で、古事記や日本書紀に記される逸話等の掲示を行ってまいりました。

 今回、仁徳天皇の事績と、百舌鳥耳原三陵について紹介するパネルを新たに作成いたしまして、館内に設置いたしました。

 パネルは、外国からお越しの方にも御覧いただけるよう英語訳も併記してございます。

 これまで古墳にあまり興味や関心を持たれていなかった方や若い世代など、幅広い層に百舌鳥古墳群の価値や魅力が伝わるよう、今後も工夫を凝らした情報発信に取り組んでまいります。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  リニューアルじゃない、新しいパネル等々増えたということなので、私も見に行ってきました。

 今課長が申されたような展示、新しい展示がありました。百舌鳥耳原三陵と雰囲気的にはこんな感じで、今まで掲示板があってその中でマグネットによる掲示があって、小さい掲示がそれをその都度その都度変えてたんですけども、それが小さいし、なかなか目立たないということで私も何度も申し上げた。その結果、こういう形で少し改善をしていただいたというふうに思っています。

 その中で百舌鳥三陵につきましては、現在も皇室による祭祀が続く天皇陵、百舌鳥エリアには全国16万基を代表する巨大な前方後円墳が引き継がれ、これらを百舌鳥耳原三陵とも呼んでいますと。そういう記載があって、百舌鳥三陵の写真が展示をされているということですね。

 横には仁徳天皇から履中天皇、反正天皇、これは親子の天皇ですけれども、そこからずっと今上天皇まで続くというようなそういうことも記載をされているということ。

 それとこれも仁徳天皇と百舌鳥耳原のことが書かれておりまして、下には仁徳天皇と民のかまどということが掲示をされている。読みますと、仁徳天皇は家々のかまどから煙が上がらないのを見て、貧しくて食事が炊けないだろうと考え、人々の苦しみを和らげるため、全ての税を3年免除しました。そのため宮殿の修理もせず、雨が漏るありさまとなりました。その後、家々のかまどから煙が上がるのを御覧になり、人々が富み繁栄したことから、聖帝の御世と言われるようになったとの逸話が伝わっていますというふうに書かれています。

 これとよく似た掲示はマグネットとかで前もあったんですけれども、それはたまにしか掲示されてなかった。こういう形で常設に掲示をされてきたということは一歩前進かなというふうには思っております。

 ただ、これだけではなくて、1つ提案がありましてね。ちょっと見にくいですけれども、先ほど仁徳天皇から履中天皇、反正天皇、それからずっと天皇家は続いてるという記載があるということでしたけれども、百舌鳥・古市古墳群というのは10の天皇陵があるわけですね。ブルーが羽曳野市にある天皇陵、柿色が藤井寺市にある天皇陵とそれに類するもの、そして黄色が仁徳天皇陵、履中天皇陵、反正天皇陵、こういうふうに言うてみたら仁徳天皇を中心とするお父さん、おじいさん、そして子、孫、この系図の方々の古墳があるのが百舌鳥・古市古墳群。こういう掲示をすれば、ここに来た人も、なるほどこの時代、例えば400年前後のこの時代の古墳がここにあるんだなと。上に遡ったら応神天皇、仲哀天皇、また子どもになれば履中天皇、反正天皇の下に允恭天皇があり、雄略天皇があり、清寧天皇があると。そこにそういうふうな掲示があれば、そしたら百舌鳥古墳群だけではなくて古市古墳群も行ってみようかというインセンティブができる。こういう掲示をぜひともまたお考えいただきたい。一歩前進していただきましたけれども、さらに前進をして、このような展示をしていただきたい。

 見ますと、これはビジターセンターの中ですけれども、まだまだ展示する箇所がたくさんありますので、局長、ぜひともこういうこともお考えいただいて、来た人に歴史好きな方々が満足できるような掲示もしていただきたいということを申し上げておきたいなというふうに思います。

 続きまして、仁徳天皇陵古墳と大屋根リングの大きさの比較というようなものがあって、これがネットで僕は見つけたんですね。当局に聞きますと、これは堺市がつくったものですよと、ああそうなんですかと。これはすごい分かりやすいねという話で、ホームページを見ましたらもっと分かりやすくなっていました。

 万博にはたくさんの方お越しになった行かれたというふうに思いますけれども、あの黄色い輪っかが大屋根リングの実物大、仁徳天皇陵に比べた実物大。これを見ると大屋根リングと仁徳天皇陵の大きさというのはほぼ一緒ということでね、大屋根リングのほうが少し小さいぐらい。大屋根リングを1周ぐるっと回りましたけれども、すごい巨大だなと、中も広大だなと思いましたけれども、それに匹敵するというか、それ以上の面積を誇るのが仁徳天皇陵であると。仁徳天皇陵の総面積は46万平米。大屋根リングのリングの中の面積は36万平米ですから、仁徳天皇陵のほうが10万平米大きい。仁徳天皇陵は甲子園球場が12個入る。大屋根リングは甲子園球場が9つ入るということで、甲子園球場3つ分ぐらい仁徳天皇陵が大きい。

 この説明を見たときに、なかなかいい切り口、視点の説明だなと。先ほどのパネルは万博で大阪の10日ぐらいに掲示されたらしいんですけどね。それを誰かが写してSNSに上げて、それを私が見た。それを聞いたら実は堺市つくったんですよということでした。

 これは非常に分かりやすいし、大屋根リングに上った人は、これだけの広大な面積以上の面積が仁徳天皇陵なんだなということがすぐ分かる。

 ですから、私はこの記載は今ホームページ上でされているんですけど、こういう記載もぜひビジターセンターや堺市の本館の1階でもいいです。本館の1階の展示場で仁徳天皇陵の地図か写真か記載ありますよね。それと今万博のいろいろ宣伝もしてるけれども、そこに大屋根リングの外周と仁徳天皇陵を比較をするようなこういう掲示を1階に載せる。それをすることによって万博に行った人は、万博でも掲示してもらうのがいいと思いますけども、行った人はこの大屋根リング、この広大な大屋根リングと同じ、それ以上の1.3倍ぐらいあるんです、仁徳天皇陵のほうが、この1.3倍の大きさのお墓があるんだ、それが1600年前に造られたものだ、ぜひそれを見たいという方がきっといると思うんですね。

 ですから、そのようなこういう切り口からの堺の発信をぜひしていただきたいなというふうに思うんですけれども、最後にこの提案につきまして局長の御見解をお聞かせいただきたいと思います。

◎山嵜 文化観光局長  我々も大阪ウイークで百舌鳥古墳群、世界遺産、仁徳天皇陵古墳をどう訴求するかということを考えて作ったものです。そこから考えてどうやってPR、どうやって訴求するか、どうやって誘客につなげるかということについては、このものもどう活用できるかということを考えていきたいと思います。

◆水ノ上成彰 委員  ぜひ今まで私はいろんな提案をしてきました。そしていろんな提案してきてもなかなか実現してくれないということで、いろいろ私は批判もしたし文句も言うてきましたけれども、今回ビジターセンターで私が今まで言ってきたことの一部がこうやってパネルで実現をしていただいたりしていると。これも見ると仁徳天皇陵と大屋根リングを並べて写真を並べて記載してる、掲示してるんです。

 私は仁徳天皇陵の横の跡地に大屋根リングの一部を持ってきて展示台としてしたらどうかということをこの間の大綱質疑でも申し上げたけれども、まさにそういう発想でこれをもって展示台とするという意思ではないと思いますけれども、でもこういう比較をするということは今まで私が言ってきたことも少しは影響あったのかなというふうに思っています。

 ですから、こういう切り口、特に万博開催中は大屋根リングに行かれる方たくさんいらっしゃるし、その大屋根リングと比較して世界最大の仁徳天皇陵の大きさの比較がもう一目瞭然で分かる、そういう発信をぜひ堺からどんどんどんどんしていただいて、堺の誘客につなげてほしいと思います。

 先ほど最初に申し上げたとおり博物館も頑張っておられるし、ビジターセンターも若干とはいえ来客数は増えてる。あと数か月万博は続くわけですから、チャンスはなかなかない。それだけ限られてるわけですから、その中でどういう切り口で発信をするかという非常にいいアイテムだというふうに思いますので、ぜひ局長の御答弁もありましたけれども前向きにお考えいただきまして、堺への誘客へとつなげていただくことをお願い申し上げまして私の質問とします。御清聴ありがとうございました。

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