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水ノ上成彰は堺市西区選出の堺市議会議員。

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堺市議会報告 議会発言集CONCEPT

令和7年9月2日 令和6年度決算審査特別委員会(産業環境所管事項)

文化観光行政について

◆水ノ上成彰 委員  皆さん、お疲れさまです。日本保守党の水ノ上成彰です。

 本日の決算分科会におきましては、私からは、文化観光行政についてお尋ねをしたいと思います。昨年も同じような質問をしたんですけれども、フェニーチェ堺、さかい利晶の杜、そして百舌鳥古墳群ビジターセンターについてです。毎年同じように決算額、そしてその効果を検討することによって、そのいいところ、そしてまた課題も見えてくるという趣旨から、毎年同じような観点から決算については質問をさせていただきます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。

 まず最初に、フェニーチェ堺ですけれども、フェニーチェ堺は、オープンは令和元年の10月1日、今月の9月30日で丸6年となります。150億円の建設費を使っての施設でした。そこで、まず最初に、フェニーチェ堺について、令和6年度の決算額についてお聞かせください。また、過去3年間の来館者の推移についてお答えください。

◎花木 文化課長  令和6年度の文化施設管理運営事業の決算額につきましては、11億9,943万9,316円となっております。そのうちフェニーチェ堺にかかります経費としましては、指定管理料が4億4,728万3,374円、使用料及び賃借料、そのほかの経費として192万6,342円の合計4億4,920万9,716円となっております。

 令和4年度から6年度までの来館者数の推移につきましては、令和4年度が28万1,084人、令和5年度が35万6,803人、令和6年度が47万8,054人となっております。なお、令和7年度につきましては、7月31日時点で、来館者数が16万6,820人となっており、前年と同じ時期と比べまして、132%の数字となっております。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  御答弁いただきました。今、御覧いただいているのが、御答弁にもありましたけれども、今年度の令和6年度の利用者数は47万8,054人だと。当初目標は47万8,000人の利用者、目標をしておりましたので、今年54人と初めて目標を達成をした。しかも、指定管理料は4億2,000万円を目標でしたけれども、今年の指定管理料は4億4,900万円と、ほぼ目標どおりの指定管理料です。

 令和5年度から比べますと、利用者は12万人ほど増加をし、指定管理料は約6,000万円下がったということで、6年目にして目標を達成できた。私は素直に、よくこの2年間、3年間、頑張られたなというふうに思っております。

 また、御答弁にありましたけれども、7月末までの4か月間で、前年対比132%ということでしたから、令和7年度は利用者50万人を超えるのではないかなというふうにも期待をしております。旧市民会館が、年間の利用者数が30万人で、指定管理料が1億1,200万円ということでした。それに比べると非常ににぎわいが出てきたのではないかなというふうに思っています。

 そこで、フェニーチェ堺について、来館者がこのように増加した要因はどこにあったのか、お答えください。

◎花木 文化課長  主催事業につきましては、オーケストラをはじめ、優れた舞台芸術公演のほか、徳永英明や今井美樹といった券売率の高いポップスなど、利用者ニーズを捉えた事業、また100人を超えるチェロの奏者が集結いたしました100チェロ・コンサート「チェロよ、歌え!」といった、開館5周年を記念した発信力の高い公演を行ってまいりました。

 また、貸館事業におきましても、大ホールが大学の入学式や吹奏楽部の定期演奏会、また高校の芸術鑑賞会といった多くの学校関係の事業、また国民的キャラクターや人気アイドルのコンサートに利用されたことなどで、多くの来訪者を確保することができたと考えております。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  御答弁いただきましたように、それぞれ本当に多くの人々が興味を持つようなコンサートが行われている、その結果だと思います。特に高校生や大学生の利用者、演奏者が増えていると。私もたまに見ることがあるんですけれども、あれだけのコンサートホールで演奏するということは、中学生、高校生が演奏するということは、自信にもなるし勇気にもなる。非常によい経験がそこで積まれるということで、非常に注目をしております。こういう流れをもっと加速をして、大いに頑張ってほしいと思います。

 ただ、文化観光施設としては、非常に今回頑張っているんですけれども、下に書いてある年間経済波及効果額、これは当初47万8,000人を目標に達成すれば、経済波及効果が約24億円出てくるということでした。1人当たり5,000円ぐらいの経済波及効果があるんじゃないかなというような計算なんですね、これは。達成はしたけれども、堺東駅からフェニーチェまでのかいわいを見ますと、少しはにぎわったかも分かりませんけれども、当初の予想してたようなにぎわいは、まだまだ程遠いなというふうに思います。

 これは建築都市局等々、連携をしてやっていく必要があると思いますけれども、文化観光施設として目標は達成している、達成してきたということは、あとはこれをいかにまちづくりに流していくか。経済波及効果によって、まちのにぎわいをつくっていくかということは課題であるというふうに思います。

 この場ではそういう議論はできませんけれども、今後このようにフェニーチェ堺が目標を達成した以上は、まちづくりとしてにぎわいをどうつくっていくか、このような議論が必要だというふうに思います。以上で、フェニーチェ堺の議論は終わります。

 続きまして、さかい利晶の杜について質問いたします。

 さかい利晶の杜は、平成27年3月20日オープンをいたしました。今年で丸10年になります。早いですね。丸10年。当初いろいろと議論をしたのを覚えておりますけれども。丸10年がたちまして、令和6年度の決算額、そしてまた、過去3年間の来館者の推移についてお答えください。

◎花木 文化課長  さかい利晶の杜管理運営事業の令和6年度の決算額につきましては、2億1,674万3,622円となっております。内訳といたしましては、指定管理料が2億1,600万2,904円、使用料及び賃借料と、そのほかの経費として74万718円となっております。

 令和4年度から6年度までの来館者数の推移につきましては、令和4年度の総来館者数は20万3,138人、うち有料来館者数は6万906人、令和5年度の総来館者数が20万3,584人、うち有料来館者数が5万1,798人、令和6年度の総来館者数が21万4,179人、うち有料来館者数が5万5,344人となっております。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  御答弁をいただきました。目標来館者数については、総来館者数と有料来館者数があると。総来館者数においては、かつてセンサーを何度も通ったらカウントされるんじゃないかなというような議論もありましたけれども、それでも大体のトレンドは取れるということですね。

 ところで、この利晶の杜の目標来館者数は、総来館者数及び有料来館者数についてはどのように設定されているでしょうか。

◎花木 文化課長  総来館者数の目標が30万人、有料来館者数の目標を9万人と置いております。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  総来館者数の目標が30万人でしたから、先ほどの御答弁では、20万人そこそこの来館者数で承知をしているということ。有料来館者数につきましてはグラフにいたしました。平成27年当時は14万2,000人の来館者数がありましたけれども、その後どんどん減って、特にコロナのほうでがた減りをしたと。その後は持ち直したけれども、6万人余り。そして、去年が5万3,000人、今年が5万5,000人、今期は5万5,000人、なかなか来館者数が増えない状況にあるということですね。

 令和6年度の来館者数においても目標未達、9万人はほど遠い数字でしたけれども、今後、来館者を増加させるためにどのような方策を取っていくのか、本年度の方策とともにお示しをください。

◎花木 文化課長  来館者の目標達成に向けまして、施設の魅力をさらに高めるため、令和7年度につきましては、集客力の高いコンテンツをテーマとした企画展の実施に取り組んでおります。

 4月からは山崎豊子をテーマにした企画展、6月からはシルバニアファミリーをテーマにした企画展を開催いたしました。この9月20日からは鉄道をテーマにした企画展を開催予定としております。また、万博開催の好機を生かしまして、広域的にPRできるよう、堺観光コンベンション協会や、大阪観光局のSNSなども活用しながら、発信力の強化を図っております。

 さらに、SAKAIマルシェや地域と連携した環濠-CAN GO-橋わたしフェスといったイベントを開催し、多くの来館者を確保する方針であります。

 令和7年度につきましては、8月13日時点で総来館者数が8万1,432人と、前年と同じ時期を比べまして114%となっており、企画展を含みますと、有料来館者数は2万9,668人と、前年と同じ時期と比較しまして149%となっております。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  様々な努力をされている結果、また、万博の効果も多少はあると思いますけれども、その中で、総来館者数は14%の増加、有料来館者数は40%程度ですか、増えているということで、昨年より増えているということはいいですけれども、それでもなかなか9万人には程遠い数字だということですね。

 これ、去年も同じ話をしたんですけれども、利晶の杜は10年をたって、いまだに千利休と与謝野晶子を中心とした博物館になっていると。それ以外に、今お話あった山崎豊子の企画とか、多々あるんですけれども。千利休とお茶と与謝野晶子にとらわれている限りは、これ以上のなかなか広がりはないのではないかというふうに思います。

 堺市には、堺市博物館、大仙公園の中に堺市博物館がありますけれども、それとはすみ分けた何か新しい企画が必要じゃないかなと、10年目にして、というふうに思います。

 例えば堺には、千利休や与謝野晶子以外にも、三好長慶や河口慧海、行基などがいます。三好長慶などは、今、市民の方々がNHK大河ドラマにするという運動もされておりますし、三好一族は、堺市内の中の南宗寺や顕本寺、そして妙國寺の創設には当たっているということで、そこから三好一族をたどって、そのようなお寺の外観も見るように仕向けることができる。また、河口慧海も清学院等々がありますし、また行基は家原寺等々があります。

 このように堺市にはいろいろとそういう偉人がいらっしゃる。ここで千利休、与謝野晶子だけにとらわれず、幅広くそのような偉人を紹介をして、堺のそれぞれのところに周遊をしていただくような、そのような企画をぜひやっていただく。かつていろいろと、そういう企画もあったと思うんですけども、最近はあまり目にしませんので、そういう企画展もやるべきだと。私は、10年たって、この利晶の杜は、名称も含めて、大きく変わる、そういうチャンスであるということを申し上げておきます。以上で、この質問を終わります。

 続きまして、百舌鳥古墳群ビジターセンターについてお伺いいたします。

 百舌鳥古墳群ビジターセンターは、令和3年の3月13日にオープンをいたしました。今5年目を迎えるということです。来年の3月で5年を迎えるということです。

 そこで、まず百舌鳥古墳群ビジターセンターについて、令和6年度の決算額についてお伺いします。また、過去3年間の来館者の推移についてお答えください。

◎土井 世界遺産課長  百舌鳥古墳群ビジターセンター管理運営等事業の令和6年度決算額は1,668万2,427円でございます。その内訳は、光熱水費など需用費223万1,374円、管理運営や清掃、警備など委託料1,437万5,953円、役務費7万5,100円でございます。

 令和4年度から令和6年度までの来館者数の推移につきましては、令和4年度が9万1,102人、令和5年度が9万1,559人、令和6年度が9万2,348人でございます。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  御答弁いただきました。令和4年度から令和6年度に関しては、9万人余りの来館者数ということで、なかなか伸びないと。そこで、目標来館者数というのは設定されているんでしょうか。いかがですか。

◎土井 世界遺産課長  事務事業点検シートにおきまして、令和6年度の来館者数目標は10万人でございます。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  分かりました。令和6年度が10万人ですから約8,000人ほど下回ったということですね。令和4年度からほぼ横ばいということですけれども、百舌鳥古墳群ビジターセンターの来館者を増やし、魅力ある世界遺産の百舌鳥古墳群を理解いただくために、どのような方策を取っているのか、お答えください。

◎土井 世界遺産課長  令和6年度は、大阪府、堺市、羽曳野市、藤井寺市で構成する百舌鳥・古市古墳群世界遺産保存活用会議が主催する世界遺産登録5周年記念イベントや、市内商業施設での記念展示など、PRの機会を生かして、百舌鳥古墳群ビジターセンターへの来訪促進に取り組みました。加えて、令和6年11月23日に開催された第49回堺市農業祭など、他の行事との連携による情報発信を行いました。

 また、令和6年度に大阪・関西万博への出展準備にも取り組み、本年5月9日から11日に開催されました春の大阪ウィークにおきまして、ゲームソフト「マインクラフト」を活用した古墳体験のほか、仁徳天皇陵古墳と円筒埴輪のレゴブロックや仁徳天皇陵古墳と大屋根リングの大きさ比較パネルの展示を行い、3日間で2,756人と多くの方に御来場いただきました。

 現在は、世界遺産百舌鳥・古市古墳群の価値や魅力の理解促進と、来館者の増加につなげるため、これまでの展示や8K空撮映像シアターに加えまして、万博に出展したコンテンツを生かし、ビジターセンターにてレゴブロックの常設展示やマインクラフトの古墳体験イベントを定期的に開催してございます。

 また、シアターでは、仁徳天皇陵古墳の映像を背景に記念撮影ができるフォトタイムの運用を開始するなど、ビジターセンターの魅力向上に取り組んでございます。なお、令和7年度は8月13日時点で、来館者数は4万2,705人、前年と同じ時期に比べ119%となってございます。以上でございます。

◆水ノ上成彰 委員  御答弁いただきました。いつも課長とも議論をするんですけれども、世界最大の仁徳天皇陵を前にして、事業の内容が、スケールが非常に小さいというふうに僕は思っています。また、ビジターセンターについてもスペース的には小さい、僅かなもの。かつて仁徳天皇陵の横に、それ相当のビジターセンターを造る予定でしたけれども、今の永藤市政によって、現在のビジターセンターが造られた。ただ、小さいとはいえ、中身の展示のやり方によっては非常に魅力のあるものができる。

 しかし、僕は何度もビジターセンターには行きますけれども、非常にスケールが小さくて、これが世界最大の古墳、仁徳天皇陵のビジターセンターかというふうに思います。仁徳天皇陵が世界遺産となって、その魅力は圧倒的に世界最大だということだというふうに思います。

 1600年前の人たちが、あれをどのように設計をして、どのくらいの人数を使って、これを進めて、いろいろとロマンがかき立てられると思うんですね。偶然にできたわけではありません。あの当時は文字がなかったと言われているけど、僕は文字があったと思います。文字がなくて、あれだけのものが計画的に造れるわけがないと思いますから、誰かが設計をして施工した。何年ぐらいかかるかということも計算してやったと思うんですね。

 そういうことを考えると、歴史的なロマンがかき立てられて、そういうことをみんな知りたいと思って、ビジターセンターに来るんですけど、ビジターセンターに行けば、そういうことは何も感じられない。やっつけ仕事のような、そういう展示しかないというふうに思うんですね。

 ただ、私が何度も皆さんと議論している中で、仁徳天皇のいろいろ逸話の話、かまどの話とか、またほかにも、今回、仁徳天皇陵古墳と大屋根リングの大きさの比較パネル、あれは非常によかったです、分かりやすくてね。それを展示されたり、ありますけれども。ただそれだけでは、これから多くの人に興味を持っていただくというわけにはなかなかならない。まず、8Kシアターの分も、私は何度も言っているけれども、歴史編、もう1本つくるべきだというふうにも思います。5年を境に、大幅リニューアルをすべきだというふうに思います。その点について、局長いかがでしょうか。

○藤井載子 会長  発言時間が超過しておりますので、簡潔に発言をまとめていただきますようお願いいたします。

◎山嵜 文化観光局長  ビジターセンターにつきましては、今も課長からの答弁もあったように、様々リニューアルしてやってきてます。今までも議員とも種々議論してきたように、世界遺産のビジターセンターというだけでなくて、隣接する仁徳天皇陵古墳のことも記載したようなものも中には置いております。様々、ビジターセンターは世界遺産のことを知ってもらうために造っているものでもございますが、近隣に来てくれる皆さんに寄ってもらって、その価値を知ってもらうことも大事だと思っていますので、その辺りも、今、課長も話したマインクラフトですよね、そういったことも、仁徳天皇陵古墳とか世界遺産と関係ないんですが、そういった人も、それで寄っていただいて、それで中で価値や魅力を分かってもらうというふうな、そういう意味のソフト的なものも含めて、大勢の皆さんに分かってもらえるような施設に今後もしていきたいと考えています。以上です。

◆水ノ上成彰 委員  時間超過いたしまして、すみませんでした。意見につきましては討論で申し上げたいと思います。これで私の質疑を終わります。

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